Venture Catalyst?
Venture Catalyst®*というのは我々の造語です。
Catalystは触媒という意味で、ギリシャ語のカタルシス(解放する)を語源とする化学用語ですが、物質同士の反応を加速する化学物質の総称として使われています。それ自体はなんの変哲もない物質ですが、特定のある物質とある物質が化学反応する場に添加されることによって、その反応を飛躍的に促進する機能を持っています。
VCNの創業者である柴田裕之は、スタートアップ企業の支援にはこうした触媒のような機能が必要であると考え、日本の代表的なベンチャー・キャピタルでの実戦経験を経て、10年来描いてきたコンセプトを実現すべく、1996年にVenture Catalyst Network(VCN)を設立しました。
スタートアップ企業がスピード感のある事業展開を行なうためには、株主・金融機関・事業提携先・各種支援企業など、企業経営を取り巻く様々な要素が効率良くかつ効果的に機能することが必要です。VCNはスタートアップ企業の加速度的成長を支援する「触媒」として機能したいと考えています。
インターネット関連ベンチャーが勃興した米国でも1998年頃よりVentureCatalystを標榜するコンサルティング会社が登場しました。成立の経緯や環境が違いながらも、同様のコンセプトが日米で同時期に立ち上がった事は非常に意味深いものと考えています。VCNは日本におけるVenture Catalystの提唱者として、Japan Originalの支援スタイルの確立を目指します。